当サイトの記事は、厚生労働省・内閣府・総務省・国税庁・造幣局など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金・銀の価格や買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
金杯の裏に「24KGP」とあります。24金って書いてあるし、本物の金なんですよね?
実はそこが紛らわしいところなんです。「GP」は金メッキの記号なので、杯そのものは金ではありません。
金杯の裏に「24K」の文字を見つけると、つい期待してしまいますよね。『24金なら、けっこうな値段になるのでは』と思う方も多いはずです。
結論から言うと、24KGPの金杯は、別の金属でできた杯の表面に24金を薄くメッキしたものです。この記事では、24KGPの意味、中の金属、似た刻印との違い、金杯の価値と見分け方をお伝えします。
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24KGPとは?「24K」と「GP」に分けて読む
「24K」は24金(純金)、「GP」はGold Platedの略で金メッキを表します。つまり24KGPは「24金でメッキした」という意味で、杯そのものが純金という意味ではありません。
日本ジュエリー協会(JJA)の表示規定では、金めっきの記号は「GP」です。めっきの表示は「最表面の皮膜金属を表示する」と決められています。
つまり、刻印が表しているのは表面の金属だけなんです。中の金属が何かは、この刻印からは分かりません。
| 刻印の文字 | 意味 |
|---|---|
| 24K・K24 | 24金(純金)。造幣局の区分では999に当たる |
| GP | 金めっき(Gold Plated) |
| 24KGP・K24GP | 24金で表面をメッキしたもの |
なんぼやの公式サイトの金杯のよくある質問にも「GPというのは、Gold Platedの略称です。 つまり金メッキの金杯ということになります」とあります。
「24KGP」と「K24GP」は同じ?
数字と「K」の順番が違うだけで、どちらも24金のメッキを表す書き方として使われています。どちらも最後に「GP」が付いているのがポイントです。
ちなみに、JJAの表示規定に「24KGP」という書き方そのものは載っていません。規定に載っているのは「GP=金めっき」という記号です。
例えばこんな場面があります。「K24って書いてある!」と思ってよく見たら、すぐ後ろに「GP」が小さく彫られていた、ということも。
どうして金杯には24KGPが多いの?
記念品や表彰の金杯は、一度にたくさん作られることが多いですよね。だから、金メッキで作られた金杯がよく出回っているんです。
買取大吉の公式コラムにも、祝いの行事などで使われる金杯は「金メッキで製作されたものが多いです」と書かれています。同じコラムには「金メッキ製の金杯の裏側には、24KGPの刻印を確認できます」ともあります。
ですから、家から出てきた金杯が24KGPだったとしても、珍しいことではありません。がっかりするより先に、まずは中身を知っておくことが大事なんです。

刻印の読み方は金杯の刻印の見方でも詳しく紹介しています。
24KGPの金杯の中身は何?重いのに磁石につかない理由
中の金属は品によって違い、銅・亜鉛・ニッケルの合金などが使われています。こうした合金には磁石につかないものもあるので、「重いのに磁石につかない=純金」とは言えないんです。
例えば奈良市の表彰用の金杯の仕様書には、材質が「銅62%、亜鉛24%、ニッケル14%」で「24金メッキ仕上げ」と書かれています。見た目は金色でも、中は金ではない合金なんですね。
買取大吉の公式コラムにも、24KGPは「銀や銅などの金属を下地としている」と書かれています。祝いの行事で使われる金杯は「金メッキで製作されたものが多い」とも案内しています。
| 中の金属の例 | 磁石 | 金としての値段 |
|---|---|---|
| 銅・亜鉛・ニッケルの合金 | つかないこともある | ほぼつかない |
| 銀(銀の台に金メッキ) | つかない | 銀の部分で見てもらえることがある |
| 鉄を含む金属 | つく | ほぼつかない |
ザ・ゴールドの店舗の実績記事には「金色で磁石反応があるお品物はメッキ」とあります。ただ「重たい金杯や置物などは磁石反応が薄い場合もあります」とも書かれています。
『ずっしり重いから、きっと中まで金だ』と思いたくなりますよね。でも、真鍮のように重さがあって磁石につかない金属もあるので、重さと磁石だけで純金とは決められないんです。
中が銀なら、少しは値段がつくんですか?
台が銀なら、銀として見てもらえることがあります。ただ、刻印だけでは中の金属が分からないので、店で分析してもらうのが確かです。
おたからやは、表面に金メッキを施した銀杯について「土台が銀製であれば「銀」として適正に査定いたします」と書いています。JJAの表示規定にも「Ag950 に金めっき Ag950 GP」のように、台の品位とめっきを並べて書く例が載っています。
24KGPの金杯と純金の金杯を比べると
- 杯の全体が金でできている
- 刻印は「純金」「K24」「999」など
- 金の重さに応じて値段がつく
- 金は表面のごく薄い層だけ
- 刻印は「24KGP」「K24GP」など
- 金としての値段はほぼつかない
同じ大きさでも、中の金属が違えば重さも変わります。ただ、重さの差だけで見分けるのは難しいので、刻印と店の分析を頼りにしてください。
メッキは、だんだんはがれてくる?
金メッキはとても薄いので、長く置いておくと、くすんだり色が変わったりすることがあります。中の金属の色が見えてきた、ということも。
おたからやの金杯のページでは、普段の手入れとして「黒ずみの原因となる皮脂汚れは、やわらかい布などで優しく拭き取ってください」と案内しています。変色した金杯の扱いは変色した金杯は売れる?で紹介しています。
K24GP・24KG・GF・GEPなど、似た刻印との違い
JJAの規定で意味が決まっているのは「GP(金めっき)」「GF(金張り)」「GIP(金イオンプレーティング)」などです。「24KG」「GEP」「HGE」は公的な説明が見当たらないので、純金と決めつけずに店で調べてもらいましょう。
金杯の刻印には、GP以外にもいろいろな書き方があります。どれも金色ですが、意味はかなり違うんです。
| 刻印 | 意味 | 公的な説明 |
|---|---|---|
| GP | 金めっき | JJAの表示規定にある |
| GF | 張り合わせた金合金の質量比が20分の1以上の金張り | JJAの表示規定にある |
| RG | 張り合わせた金合金の質量比が20分の1未満 | JJAの表示規定にある |
| GIP | 金イオンプレーティング | JJAの表示規定にある |
| 24KG | GPと同じく金メッキを表す略記として使われることがある | 見当たらない |
| GEP・HGE | 金メッキを表す表記として使われることがある | 見当たらない |
GFの「20分の1」は、厚みではなく材料の質量比だとJJAの規定に書かれています。金張りは金メッキより金の量が多いものの、杯の全体が金というわけではありません。
「24KG」は純金?それともメッキ?
「24KG」の刻印は、純金を表す正式な表示ではありません。JJAの規定では、純金は「純金」や「K24」「999」などで表します。
「24KG」はGPの略記として使われることがあるので、純金とは決めつけないでおきましょう。迷ったら、店で分析してもらうのが一番確かです。
GF(金張り)の金杯は?
GFの金杯は、金合金を張り合わせたもので、金メッキより金の量が多い作りです。それでも杯の全体が金というわけではありません。
金張りの品をどう見るかは店によって違います。持って行く前に「GFの刻印の金杯ですが、見てもらえますか」と聞いておくと安心です。
刻印が見当たらない金杯は?
刻印が無い、またはすり減って読めない金杯もありますよね。その場合は、見た目だけで純金かメッキかを決めるのは難しいです。
造幣局のホールマークは任意の制度で、造幣局も「市販されている貴金属製品にはマークのない製品もあります」と書いています。刻印が無い金杯は、店で分析してもらってから考えましょう。
造幣局は、検査に合格した貴金属に日の丸とひし形の数字のホールマークを打っています。造幣局の公式サイトには「K18、Pt900などの記号は造幣局の証明記号ではありません」とあります。
24KGPの金杯の価値は?金としての値段と記念品としての価値
24KGPの金杯は、金としての値段はほぼつきません。ただ、贈られた記念品としての価値は、値段とは別のものです。
金メッキの金も本物の金ですが、量はごくわずかです。おたからやの金メッキのページにも「金の使用量はわずかなため、金としての価値はそれほど期待できません」とあります。
金メッキの金杯の金額の目安を公表している会社は、見当たりませんでした。扱いも店によって分かれています。
| 店 | 24KGP(金メッキ)の金杯についての公式の記載 |
|---|---|
| おたからや | 「金メッキ製品の金杯も買取査定が可能です」 |
| ザ・ゴールド | メッキ製品も買い取ると案内。24KGPの金杯の買取実績も掲載 |
| なんぼや | 「残念ながら買い取りさせていただくことはできません」 |
| コメ兵 | 「メッキ製品は買取できません」 |
| RE:TANAKA(田中貴金属) | 「メッキ品等」は買い取れないものとして案内 |
| バイセル | 「単体ではお値段がつきにくい傾向にあります」 |
買い取らない店があるのは、それぞれの店の方針です。メッキは中の金属と分けにくく、金の量も決めにくいという事情があります。
一方で、記念品としての価値は人それぞれですよね。表彰や祝いの席でもらった金杯は、家族の歩みを伝える品でもあります。
売るか迷っているなら、店で一度話を聞いてから決めても大丈夫です。例えば「24KGPの金杯なんですが、値段がつくかだけ見てもらえますか」と聞けば十分です。
記念品として残すなら
値段がつきにくいと分かって、かえって「残しておこう」と思う方もいます。それも立派な選び方なんです。
例えば、添えられた書状や賞状と一緒に箱にしまっておく、杯の写真と由来をメモしておく、という残し方があります。家族の誰が持つかを話し合っておくと、あとで迷わずに済みます。
金以外の価値で見てもらえることも
バイセルの公式サイトには、金メッキの金杯について「ブランド・宝石・骨董・ベース素材などの金以外の価値で買取できる場合もございます」とあります。作家物や古い品なら、一度相談してみる価値はありそうです。
24KGPの金杯の売り方は24KGPの金杯の買取価格で詳しく紹介しています。
本物の金(純金)の金杯との見分け方
一番の手がかりは刻印です。「K24」「純金」だけで「GP」が無ければ純金の可能性が高く、「GP」が付いていれば金メッキです。最後は店の分析で確かめます。
バイセルの公式サイトにも「裏面に「K24」「純金」等の表記があれば金無垢、「24KGP」等の表記は金メッキです」と書かれています。家でもできる確かめ方を、順番にまとめておきますね。
- 裏の刻印を、明るい場所でルーペなどを使って最後まで読む
- 「GP」「GF」「KG」など、K24の後ろに文字が続いていないか見る
- 磁石を近づけて、つくかどうかを見る(つけばメッキの可能性が高い)
- 刻印が読めない、迷う時は、店でX線などの分析をしてもらう
おたからやは、刻印がなくても「X線分析装置を使って純度を科学的に判定します」と案内しています。家で削ったり、薬品をかけたりするのはやめておきましょう。
店ではどうやって調べるの?
店では、刻印を見たうえで、分析の機械や比重の検査で素材を確かめます。おたからやの銀杯のページには、刻印のない品も「比重検査などの専門的な鑑定によって銀製かどうかを迅速に特定いたします」とあります。
田中貴金属工業のRE:TANAKAは、品物の刻印で品位を確かめると案内しています。メッキ品は買い取れないものに入っているので、24KGPの金杯は対象外と読めます。
調べてもらうだけでも、お金がかかりますか?
査定料を無料と書いている店は多いです。念のため「見てもらうだけでも料金はかかりませんか」と聞いておくと安心ですよ。
- 「24K」の文字だけ見て、純金だと思い込む
- 表面を削って中の色を確かめようとして、杯を傷つけてしまう
- 磁石につかないから純金だ、と決めてしまう
詳しい見分け方は金杯は本物?でも紹介しています。
よくある相談:24KGPの金杯、どういう意味?
知恵袋で見かける24KGPの金杯の相談から、3つを取り上げます。
どれも「24K」の文字で純金かもしれないと迷った相談です。答えの手がかりは、24Kの後ろに続く文字にあります。
金杯の「24KGP」のKGPはどんな意味?
「24KGPのGPとはどういう意味か」という相談です。GPはGold Platedの略で、金メッキのことです。
「24K」と合わせて、24金で表面をメッキした金杯、という意味になります。
金杯の裏の刻印は小さいので、読み違えやすいですよね。「GP」の2文字があるかどうかだけ、まずは見ておいてください。
裏に「24K GP SS」とある金杯は値打ちがある?
「金杯の裏に24K GP SSと書いてある、値打ちはあるのか」という相談です。「24K GP」の部分は、24金のメッキを表します。
「SS」が何を表すかは、公的な説明が見当たりませんでした。台が銀なら銀として見てもらえることもあるので、店で中の金属を調べてもらいましょう。
店では「裏に24K GP SSとあるんですが、中の金属を調べてもらえますか」と聞けば伝わります。
重いし磁石にもつかない、24KGPの金杯の素材は何?
「24KGPの金杯が重く、磁石にもつかない。素材は何か」という相談です。上でお伝えしたとおり、銅・亜鉛・ニッケルの合金のように、磁石につかない金属もあります。
重さや磁石だけでは、中の金属は分かりません。気になる時は、分析できる店で見てもらってください。
『こんなに重いのに金じゃないなんて』と残念に思うかもしれません。でも、中身が分かれば、残すか手放すかを落ち着いて決められます。

刻印を見ても迷う時は、実際に査定してもらうのが早道です。分析してもらえば、中の金属も、売るか残すかも決めやすくなります。
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金杯・銀杯の査定額を確かめる
純銀の銀杯や純金の金杯は、1点からでも金・銀として査定を受けられます。名入れや黒ずみ、箱がなくても相談でき、金メッキの金杯も査定の対象です。店頭のほか出張査定も選べるので、金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
24KGPの金杯を手放す前に知っておきたいこと
売る前に磨かず、箱も捨てずにおきましょう。値段がつかない時は、家に残す、引き取りを相談する、市の決まりで処分する、の中から選べます。
古い金杯は、表面がくすんだり色が変わったりしていることがありますよね。でも、おたからやは「無理に磨くと細かな傷を増やし、デザイン価値が損なわれる場合があります」と書いています。
金メッキはとても薄いので、磨くとメッキがはがれてしまうことも。そのままの状態で持って行くのが一番です。
- 刻印を見て、24KGPかどうかを確かめた
- 家族に「残しておきたい人はいないか」を聞いた
- 箱や添えられた書状を一緒にまとめた
- 持って行く店が金メッキの金杯を見てくれるか聞いた
金メッキの金杯が何個かあるなら、まとめて相談するのも一つの方法です。ザ・ゴールドの店舗の実績記事には「メッキはまとめて測った重さで買取をしております」とあります。
菊の紋が入った24KGPの金杯は?
「菊の紋が入っていて24KGPと刻印がある」という金杯もあります。内閣府賞勲局が示している賜杯の種類は、銀杯と木杯の5種類です。
紋が入っていても、売るかどうかの考え方は同じです。刻印で素材を確かめて、記念の由来が分かる書状などがあれば一緒にまとめておきましょう。
売れない時の手放し方は売れない銀杯・金杯の処分方法で紹介しています。
よくある質問
24KGPの金杯は純金ですか?
純金ではありません。GPは金メッキの記号で、24金で表面をメッキしたものです。
24KGPの金杯に価値はありますか?
金としての値段はほぼつきません。贈られた記念品としての価値は、値段とは別のものです。
24KGPの金杯は買取してもらえますか?
査定すると公式に書いている店と、買い取らないと書いている店があります。行く前に電話で聞いてみてください。
「24KG」の刻印は純金ですか?
純金を表す正式な表示ではありません。GPの略記として使われることがあるので、店で分析してもらいましょう。
24KGPの金杯をきれいにしてから売った方がいいですか?
磨かずにそのまま持って行きましょう。金メッキは薄いので、磨くとはがれてしまうことがあります。
まとめ
- 24KGPは「24金でメッキした」という意味で、杯そのものは金ではない
- 中の金属は品によって違い、磁石につかない合金もある
- GPとGFはJJAの規定で意味が決まっている。24KG・GEPは公的な説明が無い
- 24KGPの金杯は金としての値段はほぼつかず、店の扱いも分かれる
- 迷う時は店の分析で確かめる。磨かず、箱も捨てずに
金杯全体の売り方は金杯の買取ガイド、売る店の選び方は銀杯の買取ガイドで紹介しています。
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