当サイトの記事は、厚生労働省・内閣府・総務省・国税庁・造幣局など公的機関の情報、日本ジュエリー協会の表示規定、田中貴金属工業の公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金・銀の価格や買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。
祖父の遺品から、金鵄勲章と一緒に銀杯が出てきました。この銀杯って、売れるんでしょうか?
杯が純銀なら、銀の重さに応じて値段がつきます。ただ、金鵄勲章に杯が付いたかどうかは公式には確かめられないので、まずは杯そのものを見てみましょう。
戦前の品が出てくると、どう扱えばいいのか戸惑いますよね。家族の歴史に関わる物なので、簡単には決められないという方も多いはずです。
結論から言うと、金鵄勲章の銀杯も戦前の記念杯も、値段を決めるのは杯の素材と重さです。この記事では、金鵄勲章について公式に分かること、杯の素材の確かめ方、残す時と売る時の考え方をお伝えします。
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金の価格は毎日変わります。売るかどうかは、金額を見てから決めて大丈夫です。
金鵄勲章とは?公式に分かること
金鵄勲章は明治23年に創設され、武功抜群の軍人に授与された勲章です。昭和22年(1947年)に廃止されています。
内閣府賞勲局の「栄典制度の沿革」には、明治23年に金鵄勲章を創設し、武功抜群の者に授与したと書かれています。
国立公文書館も「明治23年に創設され、武功抜群の軍人に授与された金鵄勲章」と紹介しています。
| 項目 | 公式に分かること |
|---|---|
| 創設 | 明治23年(勅令第11号「金鵄勲章ノ等級製式及佩用式」) |
| 授与の対象 | 武功抜群の軍人 |
| 廃止 | 昭和22年(1947年)、日本国憲法施行と同時に |
| 廃止の根拠 | 内閣官制の廃止等に関する政令(昭和22年政令第4号) |
金鵄勲章に、杯は付いていた?
『勲章と一緒にしまってあったから、セットの品だと思う』と考える方もいますよね。ただ、金鵄勲章に付けて銀杯などを授与したという公式の記載は、確かめられませんでした。
同じ箱に入っていても、別々の機会にもらった物ということもあります。杯の由来は、箱書きや杯の文字、一緒にあった書類から確かめるのが確かです。

勲章も杯も、同じ桐箱に入っていました。やっぱり一緒にもらった物ではないんですか?
その可能性もありますが、公式の資料では確かめられないんです。箱書きや一緒にあった書類に、いつ何で受け取ったかが書かれていないか見てみましょう。
戦前の記念杯は純銀?素材の確かめ方
戦前の記念杯の素材は、杯によって違います。裏の刻印を見て、分からなければ店で分析してもらいましょう。
古い杯には、今の表示のルールどおりに刻印が入っていないこともあります。日本ジュエリー協会の表示規定でも、古い品には品位が刻印されていないものがあると書かれています。
- 杯の裏や高台に「純銀」「銀」「SV」などの刻印があるかを見る
- 日の丸とひし形の数字の印(造幣局のホールマーク)があるかを見る
- 杯だけをキッチンのはかりで量ってメモする
- 刻印が無い、または読めない時は、店で分析してもらう
造幣局のホールマークで、古い「1000」の印は今の「999」と同じ品位を表しています。刻印の読み方は銀杯の刻印の見方で詳しく紹介しています。
『磁石につかないから純銀かな』と思う方もいますよね。ただ、銀は磁石につきませんが、洋銀なども磁石につかないので、磁石だけでは決められないんです。
純銀の杯なら、例えば100gで30,415円が銀の量だけで見た目安です。田中貴金属工業が2026年10月20日17時に公表した銀の店頭買取価格304.15円/g(税込)で計算した、記事執筆日時点の参考値です。地金の価格なので、銀杯の買取価格そのものではありません。
骨董として見る店と、素材だけで見る店
戦前の杯は、店によって見るところが違います。なんぼやは、骨董品としての価値が認められれば「箱や付属品によって、査定がプラスになる可能性」があると案内しています。
一方で、RE:TANAKAは「歴史的価値」など貴金属以外の価値は評価しないと書いています。箱書きや作り手の名前がある杯は、素材だけで見る店とは別の店にも相談してみてください。
| 店の見方 | どんな杯に向くか |
|---|---|
| 素材(銀の重さ)で見る | 刻印がはっきりした純銀の杯 |
| 骨董としても見る | 箱書きや作り手の名前がある杯 |
骨董として見てもらう店のほうが、高くなるんでしょうか?
杯によるので、どちらが高いとは言えないんです。気になる時は、素材で見る店と骨董も見る店の両方で金額を聞いてから決めても大丈夫ですよ。
杯が複数ある時は合わせて見てもらう
大小の杯が組になっていることもありますよね。おたからやは、大小の銀杯が複数ある場合も「一点ずつ刻印と重量を丁寧に確認し、合算して査定額を算出いたします」と案内しています。
例えば純銀の杯が3つで合わせて340gなら、304.15円×340gで103,411円が銀の量だけで見た目安です。実際の提示額は、純度の判定と店の単価でこれより下がることがあります。
よくある相談:戦前の記念杯、どうしたらいい?
知恵袋で見かける相談を3つ取り上げます。
「海軍」と書かれた桐箱の銀盃は何?
祖父の遺品の中に、小さな桐の箱に入った銀盃があり、箱のフタに海軍の文字がある、という相談です。どういう品なのかを知りたいという内容です。
箱書きは、杯の由来を知る大切な手がかりです。どの機会に贈られた物かを調べたい時は、地域の図書館の調べもの相談(レファレンス)で聞いてみる方法もあります。
素材については、上の手順のとおり刻印と分析で確かめましょう。箱は捨てずに、杯と一緒に保管しておいてください。
側面に「西伯利亜出征記念」とある杯
杯の側面に「西伯利亜出征記念」と記されている、という相談です。何の記念の杯なのかが気になっています。
杯に書かれた文字は、家族の歴史を知る手がかりになります。売るかどうかを決める前に、文字の写真を撮っておくと、あとで調べたり家族に伝えたりしやすいですよ!
大正生まれの祖父に、ある年に銀杯が届いた
大正生まれの祖父のもとに、ある年に銀杯が送られてきた、戦争に関わる物らしい、という相談です。
総務省の資料では、平和祈念事業特別基金が昭和63年度から平成18年度まで、恩給欠格者・戦後強制抑留者・引揚者に「書状・銀杯の贈呈」を行っていました。戦前ではなく戦後に贈られた品の可能性もあるので、シベリア抑留の慰労の銀杯もあわせて見てみてください。

素材がはっきりすれば、残すか売るかも決めやすくなります。実際に査定してもらって、金額を聞いてから家族で考えても遅くありません。
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金杯・銀杯の査定額を確かめる
純銀の銀杯や純金の金杯は、1点からでも金・銀として査定を受けられます。名入れや黒ずみ、箱がなくても相談でき、金メッキの金杯も査定の対象です。店頭のほか出張査定も選べるので、金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
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家族の記録として残す?売る?
戦前の記念杯は、家族の歩みを伝える記録でもあります。残すのも売るのも、家族が納得できればどちらでもいいんです。
『手放したら、祖父に悪い気がする』と感じる方もいますよね。そう思うのは自然なことです。
ただ、しまったままにしておくより、家族で話して決めたほうが気持ちの整理がつきやすくなります。例えば「おじいちゃんの杯、誰か預かりたい人はいる?」と声をかけてみてください。
- 家族に「売ってもいいか」を聞いておく
- 箱書きや杯の文字の写真を撮っておく
- 杯は磨かずにそのまま持っていく
- 箱は捨てずに一緒に持っていく
- 本人確認書類を用意する
黒ずんでいても、磨かずに持っていきましょう。おたからやは銀杯の黒ずみについて「査定額に一切影響はございません」と書いています。
叙勲や褒章の賜杯については叙勲の銀杯(賜杯)とは、遺品として出てきた杯は遺品の金杯・銀杯を売るで紹介しています。売る店の選び方は銀杯の買取ガイドにまとめています。
よくある質問
金鵄勲章の銀杯は売れますか?
杯が純銀なら、銀の重さに応じて値段がつきます。金鵄勲章に杯が付いたかどうかは公式に確かめられないので、杯そのものの刻印と分析で素材を見ましょう。
金鵄勲章はいつ廃止されましたか?
国立公文書館によると、昭和22年(1947年)に「内閣官制の廃止等に関する政令」で廃止されました。
古い桐箱が傷んでいても、一緒に持っていくべきですか?
箱書きは由来の手がかりになり、骨董として見る店では付属品が評価に関わることもあります。傷んでいても捨てずに一緒に持っていきましょう。
刻印が無い古い杯でも見てもらえますか?
おたからやは、刻印が無い品でも「比重検査などの専門的な鑑定によって銀製かどうかを迅速に特定いたします」と案内しています。
まとめ
- 金鵄勲章は明治23年創設、昭和22年(1947年)に廃止
- 金鵄勲章に杯が付いたかは、公式には確かめられない
- 戦前の記念杯の素材は杯ごとに違う。刻印と店の分析で確かめる
- 箱書きや作り手の名前がある杯は、骨董として見る店にも相談する
- 残すか売るかは、家族で話して決めればいい
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- 変形している・ちぎれている・壊れているもの
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- 片方しかない・少しだけのもの
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箱や保証書などの付属品が無くても買取できると案内しています。磨いたり直したりせず、そのままの状態で持って行ってください。

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